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防災お片づけ講座ご報告


3月16日に、防災お片づけ講座を開催させていただきました。

当日は雨にもかかわらず、赤ちゃん連れのママに多数ご参加いただきました。

興味があるけど参加できなかった、という方へ、講座の内容を含めたご報告です。

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防災のポイントは大きく分けて3点。

「安全対策」と「備蓄」と「心がまえ」

この中で「安全対策」と「備蓄」がお片づけに大きく関わってきます。

物が多いと収納する家具も増え、家具が危険になります。

もちろん、物自体も危険だったりしますよね。

ですから、”物を少なくすること=安全対策の一歩”になります。

子育て中のママが時間がないので、優先順位をつけることが不可欠です。

まずやっていただきたいのは、寝室や赤ちゃんがお昼寝をする場所の”安全対策”

寝てる時にはすぐに動けません。

そして、赤ちゃんがお昼寝中はママがすぐ近くにいないこともあります。

なので、まず寝室とお昼寝場所の周りに物をなくし、家具を倒れないようにしてください。


続いて”備蓄”。講座では「ほとんど備蓄してない」という方が多数いらっしゃいました。

水や食料は最低3日、できれば1週間分は備蓄したいですよね。

備蓄の進まない原因の一つに、「しまう場所を確保できない」という問題があります。

また、どこにどのようにしまったらいいのかわからない、というのがあります。

備蓄品の目的は2つ。

「自宅で避難生活を送る際に使う」

「どこか避難所にいかなければいけない場合に持っていく」

置く場所は 「すぐに取れる場所」 「家族全員がわかる場所」

どのような形で収納するか、ということについて。

「持ち運びしやすい大きさ、重さ」

「収納場所(廊下収納、玄関など)にしまいやすい」

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我が家は水2L×6本用の段ボールの規格に合わせ、その6ケース分を廊下に置いています。

水2ケース、食料2ケース、調理器具1ケース、日用品1ケース、という感じです。

水の段ボールに収納している理由は、主に非難を想定していて

「運びやすさ」 「避難先で椅子や机、壁代わりにできる」 「たためる」 です。

廊下にいきなり段ボールというのも・・というのと、それ自体が倒れてしまうと困るので、

布などで全体をくるんで、壁に布を止めています。

6ケース分も備蓄難しい!という方は、まずは水1ケースだけでもいいです。

防災は「これで完璧」というのはありません。

でも、「これだけはやっている」ということが一つでもあれば、安心につながります。

自分だけでなく、「家族」も守らなければならないママたち。

今日できることを少しづつ、やってみてくださいね。

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【防災お片づけ講座@ヨガカフェブレスのご案内】

こんにちは。タスデザインワークスの竹内です。
3月16日開催予定のお片づけ講座ですが、内容を変更し
「お片づけ講座→防災お片づけ講座」を開催させていただくことにしました。

急になぜ?と思われる方も多いと思います。
震災から7年を迎え、改めて考えた時に
子育て中のママには、まず”防災”を意識した片付けをしてほしいと思ったからです。

子育てで手いっぱいのママは、お片づけの時間を取ることは容易ではありません。
その中でお片づけをする必要があるとしたら、”防災”という目的なのだと感じました。

おおらかに気持ちで子育てするのはとても大切なことです。
そのために自宅を整えるのも大切なので、それは近いうちにまた開催させてください。

以下講座のご案内になります。

【防災お片づけ講座】

安全対策を考えた片付けのポイントと備蓄とその収納方法についてお伝えします。
いざという時に子どもを守れるように、この機会に学んでみませんか?
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[日時]2018年3月16日(金) 15:00〜16:00
[参加費]無料(ワンオーダーお願いします)
[対象] 乳幼児を子育て中の保護者、乳幼児に関わりのある方、防災に関心のある方。

講師 竹内有紀子(タスデザインワークス主宰、親子のための防災メンバー)

[お問い合わせ]
メール: info@tasdesignworks.com
タスデザインワークス
http://tasdesignworks.com

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防災と片づけについて

こんにちは。
今日は東日本大震災からちょうど7年目です。
私が住む浦安では地震はさほど強くなかったものの、液状化の被害で大変でした。
あの日のことを思うと今でもつらいですが、これからのために自分の体験を含めた話をお伝えします。

【地震の時の状況】
地震発生は2時46分。
その時私は、当時1歳半の娘を連れて近所の実家にいて、子どもと一緒に昼寝をしていました。
大きなゆっくりとした揺れに目を覚ましましたが、子どもは気づかずそのまま眠っていました。
地震がおさまってテレビをつけると、太平洋側に津波警報でていて、それから30分ぐらい経ったあとから、あちこちで大きな津波が人や車ごと町を飲み込んでいく光景を見て衝撃を受けました。
でも、その時はまだ自分の周りが大変なことになっていることに全く気づいていませんでした。

「地震でもしかしたら自宅は物が落ちたりガラスが割れてたりするかもしれない」と、子どもを連れて帰る前に一人で様子を見に帰ろうと実家の扉を開けると、向かいの歩道や道路のあちこちから泥が湧き出している光景を目にしました。
この時始めて液状化になっているに気づきました。
父に付き添ってもらいながら、道の安全状況を確認しながら、自宅に向かいました。
自宅はメゾネットタイプの集合住宅で、途中の公園や玄関前の一部に液状化は見られたものの、建物は特になんともありませんでした。
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家に入って状況を確認すると、2階階段上に置いていた姿見が1階に落っこちてきてました。
そして、引き出しが飛び出し、CDや物が床に散乱していました。
まだ片付けてなかった、陶器のお雛様が、子どもがいつも昼寝している布団に落ちていたのを見てぞっとしました。
もし家にいたら、子どもや私もケガや大変怖い思いをしたかもしれませんでした。
家の状況を写真に撮り、ざっと片付けた後、ふたたび実家に戻り、子どもを連れて戻りました。
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【水が出ない、トイレが使えない】
液状化で上水、下水道にダメージを受け、使えなくなりました。
その時家に備蓄してある水は、2Lのペットボトル4本。
高齢のお隣さんが水をまったくもってないとのことで、1本だけあげました。

次の日から小学校で水の配給が始まりましたが、子どもを連れて何時間も並ぶのは無理でした。
スーパーの水もすぐに売り切れに。まっさきになくなるのは水だと実感しました。
また、下水管が破断している可能性があるので、トイレは使えないとのこと。
子どもはまだオムツだったので逆によかったのですが、私はどうする?
子どものおマルを使ったり、新聞紙にしてビニールに詰めて・・・この時は本当に悲しくなりました。
実はこの時、家から徒歩5分の駅前商業施設ではトイレが使えていたので、地震の次の日は旦那に子どもをみてもらい、トイレのためだけに駅前まで行ったりしました。
食事は家にあるもので何とかなっていたので、辛さはなかったのですが、皿を洗うことが出来ないのでラップを敷いて使っていました。

【乳幼児は3日風呂に入れないとつらい!】
我が家の風呂場は冬はとても寒く、冬場は1日置きに風呂に入っていました。
震災の前の日もとても寒い日で、本当は入る日なのに「今日はもういいや!」とサボってしまいました。その結果、次の日震災が起こって、その日から合わせて4日間風呂に入れないことに。
子どもは新陳代謝が激しいので、3日入れないと「かゆい~」という感じで(まだしゃべりませんでしたが)
私自身もつらくてたまりませんでした。まだ冬だったからよかったのかもしれませんが、夏だったらどうだったのか・・・。
同じ浦安市内でも、液状化の被害のなかった元町地区には、昔ながらの銭湯があり、そこにも大勢の人が詰めかけていると聞きました。新浦安から行ける銭湯施設はどこも混んでるようでした。
オムツの取れてない子どもを混雑した銭湯に連れて行くのは厳しい、そして我が家は車がないので、電車で行けるところ、とネットで検索して、小岩の大浴場に電車を乗り継いでいきました。震災から2日たった日曜日のことです。
小岩はもちろん何も被害がなく、浴場は地元の人しか来ない感じで、そこに来ているおばあちゃんに自分たちの状況を話したら、「まあ~そりゃ大変だねぇ」とびっくりされた記憶が今でも
このことが自分のトラウマになって、その後3年間は「次の日に地震が起こったら」との思いで、毎日かかさず風呂に入り続けました。

【避難を決断する】
週が明け、相変わらずの断水&トイレ使えずの状態にもかかわらず、旦那は「会社に行く」と行ってしまった。
「そりゃあ都内は大丈夫だからいいだろうけど、私たちはどうなるの?」と、これは無理だ!と判断し、
三鷹に住む私の姉の家に、急きょ避難させてもらうことに決め、その日のうちに電車で移動しました。
まず家についてトイレに入ってほっとして「幸せ~」を感じました。
その後子どもと風呂に入って、またまた幸せを実感。
姉の家には当時中1と小4の甥と姪がいましたが、学校もお休みだったり不規則になっていました。
一方私は、「何もしなくていいからね~」という姉の心づかいを最初の数日は有難く思っていたのですが、そのうち食事やおやつ、その日の行動を、自分で自由に決められない生活にストレスを感じだしました。

滞在中に武蔵野市内の子育て支援施設に遊びに行った時のこと。「まあ、浦安から避難してきたんですか?大変ですね~」と言われた時に、ここでは地震はまったく関係なく日常が回っているんだなぁと、無性に孤独感と壁を感じました。世間では地震よりもっぱら原発事故の放射能汚染や計画停電のほうに関心が高まっていた時期でした。

【自宅に戻る】
避難してから約1週間がたった頃、「団地の水と下水が復旧した」と旦那から連絡が入りました。子どもは普段と違う生活にストレスが溜まっているようにみえました。また、1歳半の子どもを急に相手にしなきゃならなくなった姪っ子や姉にも疲れが見え始め、「ここに居るのも限界かな」と思い、次の日に自宅に帰宅することを決めました。
自分で日々の生活を仕切っていくことが大切だということに気づき、大変だけど、同じ状況のママ友やご近所の方々と協力しながら生活していくことを選び、ふたたび浦安生活が始まりました。
戻った後は泥水が乾いたあとの砂埃や、放射能心配などありましたが、ここで頑張ると決めたことで、気持ちは落ち着きました。
ただその後、子どもが産まれてからよく遊んだママ友や子どもたちが多数浦安から引っ越していき、そのたびにさみしい思いをしました。


【防災について考える】
お伝えした体験から、特に乳幼児を子育て中のママは、何か起こっても、できればそのままの暮らしを維持できるように備えを十分にしないといけないと実感しました。
その年の秋、市民大学という講座を受講した時に、防災の活動をしている新潟の方の話を聞き、自分たちにも何かできないか考え、防災あんしんガイドを作成しました。
震災から2年半後に二女を出産したこともあり、改めて乳幼児のいる家庭の防災について考え、市民大学を受講したメンバー数名と”親子のための防災”という団体を立ち上げ、その活動の中で作ったのが”安心ガイド”です。
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なるべくわかりやすく、を心がけ、またいざという時に役にたつように、各所への電話番号や安否確認サービスの利用方法なども掲載しました。
親子の防災では、公民館での防災講座や安心カードづくり、ポリ袋調理などのワークショップなど、地道な活動を続けています。
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㋂5日ふらっと防災ミニ講座


【防災と片づけ】
地震にあったとき、幸い自宅にいなかったので助かりましたが、いくら建物が壊れなくても、家具や物が自分に倒れてきたらケガや場合によっては死んでしまうこともあります。
物を減らし、家具を少なくして生活できることは、日々の生活が快適になるだけでなく、防災にもつながります。
逆に言うと、防災を考えた時に、物や家具が多いことは非常に危険なことなのです。
そのことに気づいていながらも、私は片付けが苦手なのと、子育てにいっぱいで、なかなか家が片付けられずにいました。
防災という気持ち以上に片付けられないストレスが大きくなったことがライフオーガナイズを学ぶきっかけになりましたが、その根底には防災があります。
「片づけを進めたら、結果防災(家の安全対策)にもなっていた!」というのが私の片づけの理想です。

「20170308.pdf」をダウンロード
安心ガイドの内容です。どなたでもご利用いただいていいですが、何かに添付する場合は、出展を「親子のための防災」と記載願います。

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